幸せについて本気出して考えてみたブログ

生きてるだけでまるもうけ

今僕が劇場で観たい映画 2

現在公開中の映画から、これから公開する映画も含めて、今僕が劇場で観たい10作品をメモついでに紹介します。

 

 

なまいきチョルベンと水夫さん(TJORVEN, BATSMAN OCH MOSES)』 公開中

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[予告編]

http://youtu.be/7WebzHVM_q8

長くつ下のピッピ」で知られるスウェーデンの人気児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの原作「わたしたちの島で」をもとに、のどかな島で繰り広げられる、子どもたちとアザラシの交流を描くキュートな一作。


〈あらすじ〉

ウミガラス島で暮らす、ちょっとドジでおてんばな女の子チョルベン。動物好きの彼女は愛犬の水夫さんといつも一緒に過ごしている。ある日、漁師のヴェステルマンから一頭のアザラシの赤ちゃんを譲ってもらった彼女は、モーセと名付けたそのアザラシを友だちと一緒に飼い始める。しかし、そのアザラシが高く売れることを知ったヴェステルマンが、チョルベンからモーセを取り返そうとする…。


《ここに惹かれた》

チョルベン役のマリア・ヨハンソンちゃんのブサ可愛いさ(失礼?)に一目惚れ。

難解な映画に時間をかけて、細かく考察していくのも嫌いではないけど、たまにはこういうほっこり映画に癒されるのもいいかも。 

 

 

めぐり逢わせのお弁当(DABBA)』 公開中

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[予告編]

http://youtu.be/d3Nnwi18ZiA

インドで広く利用されている実在の弁当配達システムを題材に、誤配送の弁当がもたらした男女の偶然の出会いと心の触れ合いを描いたドラマ。2013年・第66回カンヌ国際映画祭監督週間で観客賞を受賞。


〈あらすじ〉

大都市ムンバイのオフィス街では、昼時にダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人が、慌ただしく複数の弁当箱を配って歩く。ある日、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕をふるった4段重ねの弁当が、男やもめのサージャンのもとに誤って届けられる。イラは空っぽになって戻ってきた弁当箱を見て喜ぶが、その弁当を食べたはずの夫からは何も反応がない。不審に思ったイラは翌日、弁当に手紙を忍ばせるが…。


《ここに惹かれた》

インド映画といったら、アップテンポなダンスを織り交ぜた愉快な映画を想像するけど、この作品に関してはダンスは一切無し。

なんかの旅番組を見て以来、“弁当配達人”という職に興味があったので、やっとめぐり逢えたようだ。

特殊な職業とラブストーリーを繋げたインドならではの物語にジンワリときてしまいそう。

 

 

365日のシンプルライフ(TAVARATAIVAS)』 公開中

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[予告編]

http://youtu.be/9A0ATATSQz0

自分の持ち物すべてをリセットするという実験生活に挑戦したフィンランド人青年の1年間を追ったドキュメンタリー。主人公ペトリの実体験をもとに、ペトリ自らが監督を務めて製作した。


〈あらすじ〉

ヘルシンキで暮らす26歳のペトリ・ルーッカイネンは、失恋をきっかけに、多くの物に囲まれた生活を見直そすことを決意。自分の持ち物を一旦すべて倉庫に預けて1日1個ずつ自宅に持ち帰り、他には何も購入しない、という生活を1年間続けることに。今の自分に必要な物を選ぶ行為や、物に対するさまざまな葛藤、さらに手助けしてくれる人々との触れあいのなかで、ペトリは自分の人生にとって本当に大切なものは何かを発見していく…。


《ここに惹かれた》

アレも欲しい、コレも欲しいと、物に溢れた現代で大胆な企画!

無計画に実行したら人によっては生活を見失ってしまいそうだけど、何かを失くしたあと、その大切さに気づかされることは誰にでもあるはず。

不器用で分かりやすい彼に僕は好感が持てる。 

 

 

フランシス・ハ(FRANCES HA)』 9月公開

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[予告編]

http://youtu.be/4ezrl-H_MoU

アカデミー脚本賞にノミネートされた監督作『イカとクジラ』などのノア・バームバック監督が、ニューヨークを舞台にモダンダンサーを目指す主人公の女性フランシスと、彼女を取り巻く奇妙な友人関係を、モノクロの映像で描いたドラマ。 


〈あらすじ〉

モダンダンサーを目指し、ニューヨーク、ブルックリンで親友ソフィとルームシェアをしながら楽しい日々を送っていた27歳のフランシス。しかし恋人に振られ、ソフィとの同居生活も解消になってしまったことから、居場所を求めて町を転々とするはめになる。周りの友人たちは次々と身を固めていき、焦りも感じたフランシスは、自分の人生を見つめ直していく…。


《ここに惹かれた》

ノア・バームバック監督なら観るっきゃない。

どうやら今回はイキイキとした前向きな映画みたいだ。

失恋から立ち直る20代男女を、上の『365日のシンプルライフ』と比較してみると面白いかも。

本作が男性監督なだけに、こういった映画は女性の感想を聞いてみたい。

 

 

 『ニンフォマニアック(NYMPHOMANIAC)』 Vol.1  10月公開 /  Vol.2  11月公開

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[予告編]

http://youtu.be/mSAlQGhQ1ZY

デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、女性のセクシュアリティをテーマに、強い性的欲求を抱えた女性の半生を2部作で通して描いた濃厚アダルト作品。


〈あらすじ〉

ある冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマンは、怪我をして倒れていた女性ジョーを見つけ、自宅に連れて介抱する。怪我が回復したジョーに何があったのか質問するセリグマンに対し、ジョーは幼い頃から抱いている性への強い関心と、数えきれない男たちと交わってきた数奇な物語を語り始める…。


《ここに惹かれた》

これもこの監督だからこそ観たい映画。

ダンサー・イン・ザ・ダーク』の監督といえば、ピンとくる人も多いかもしれない。

この監督は昔から性描写を過激に表現していて、その手の話題で毎度物議を醸している。

きっと今回も刺激的な作品なんだろうと僕は期待しちゃう。

何と言っても一部・二部に分かれてるのでボリューム満点。

男性ではなく、是非とも正直者の女性に観てほしい映画。

 

 

 『100歳の華麗なる冒険(HUNDRAARINGEN SOM KLEV UT GENOM FONSTRET OCH FORSVANN)』 11月公開

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[予告編]

http://youtu.be/rsIcsjgn8HE

スウェーデンの国民的ベストセラー小説「窓から逃げた100歳老人」を原作に、元爆弾専門家の100歳の男性が繰りひろげる成りゆきまかせの珍道中を描き、本国のみならずヨーロッパ各国で大ヒットを記録したアドベンチャーコメディ。


〈あらすじ〉

かつて爆弾の専門家として数々の歴史的事件に立ちあってきた老人アランは、記念すべき100回目の誕生日に老人ホームを抜けだしてしまう。ふとしたことから大金入りケースを手に入れた彼は、ギャングからも警察からも追われるハメに。アランは自身の波瀾万丈な人生を振り返りながら、道中で出会った個性的な仲間たちと共に次々とトラブルを乗りこえていくが…。


《ここに惹かれた》

この作品は、まずタイトルに惹かれてそのあと予告編でずっきゅん。

原作がスウェーデンのベストセラー小説と聞いただけで前のめりになるのに、その内容がお爺ちゃんのハチャメチャ人生と言うんだから、観ていて楽しめること間違いなし。

 

 

6才のボクが、大人になるまで。(BOYHOOD)』 11月公開

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[予告編]

http://youtu.be/Y0oX0xiwOv8

ビフォア・ミッドナイト』のリチャード・リンクレイター監督が、ひとりの少年の6歳から18歳までの成長と家族の軌跡を、12年かけて撮影したドラマ。主人公の少年メイソンを演じるエラー・コルトレーンを筆頭に、4人の俳優が12年間同じ役を演じ続けて完成された。


〈あらすじ〉

テキサス州に住む6歳の少年メイソンは、キャリアアップのために大学に入学した母に伴われてヒューストンに転居し、その地で多感な思春期を過ごす。アラスカから戻って来た父との再会や母の再婚、義父の暴力、初恋などを経験し、大人になっていくメイソンは、やがてアート写真家という将来の夢を見つけ、母親のもとを巣立つ。12年という歳月の中で、母は大学教員になり、ミュージシャンを目指していた父も就職し、再婚して新たな子が生まれるなど、家族にも変化が生まれていた…。


《ここに惹かれた》

映画好きの友人に紹介してもらった“Before3部作”が、僕の中でラブストーリー部門に殿堂入りして以来、この監督の新作を待ち望んでいた。

しかも父親役はイーサン・ホーク

一部完結ではあるが、あらすじを見てわかる通り、現実の成長を追ってそのまま描く、似た形式で撮影されている。

とはいえ、あの三人あっての“Before3部作”だったと思うので、そこまでハードルを上げずに観れればいいかなぁと思ってる。

 

 

天才スピヴェット(THE YOUNG AND PRODIGIOUS T.S. SPIVET)』 11月公開

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[予告編]

http://youtu.be/2QWvcBpaABs

『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督が自身初の3D映画として、ラルフ・ラーセンの冒険小説「T・S・スピヴェット君 傑作集」を映画化。気持ちがバラバラになってしまった家族を元に戻そうと奮闘する、天才少年の葛藤や成長を描いた。


〈あらすじ〉

米モンタナに暮らす10歳の少年スピヴェットは、天才的な頭脳の持ち主。しかし、時代遅れなカウボーイの父と昆虫の研究に夢中な母、アイドルになりたい姉という家族に、その才能を理解してもらえない。さらに弟が突然死んでしまったことで、家族は皆、心にぽっかりと穴が開いていた。そんなある日、スミソニアン学術協会から権威ある科学賞がスピヴェットに授与されることになる。家族に内緒で家出をし、数々の困難を乗り越えて授賞式に出席したスピヴェットは、受賞スピーチである重大な真実を明かそうとするが…。


《ここに惹かれた》

ジュネ監督=『アメリ』で記憶してるサブカル女子は多いはず。

この監督に限らず、天才を扱った作品は退屈せずに集中して観ていられるので、個人的には大好物。

天才少年の混じり気のない好奇心にきっと心を打たれてしまう。

 

 

くるみ割り人形』 11月公開

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[予告編]

http://youtu.be/q-AEzTcb93Q

今年で40周年を迎えたハローキティなどで知られるサンリオが、1979年に制作したパペットアニメーションをリメイクした、極彩色ミュージカルファンタジー。監督を務めるのは、きゃりーぱみゅぱみゅの美術演出を担当している増田セバスチャン。


〈あらすじ〉
ある雪の夜、少女・クララは、大切なくるみ割り人形をネズミの大群に奪われてしまう。ネズミを追って彼女が迷い込んだのは、世にも鮮やかな人形の国。そこにはふたつ頭の白ネズミの女王に呪いをかけられ、眠ったままのお姫様がいた。邪悪な魔法を解くための人形と、ネズミの戦いに巻き込まれたクララは、くるみ割り人形に隠された悲しい秘密を知る…。
 
《ここに惹かれた》
原宿界隈でジワジワと浸透していったロクパーの増田セバスチャンが、ついに映画監督としてデビューしてしまうんだから驚き。
79年版のネガフィルムをベースに、彼が一つ一つ丁寧に編集したCGを新たに加えたとのこと。
もちろん、色使いだけでなく声優陣の演技力にも注目してみたい。
 
 
 
チョコリエッタ』 2014年公開

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現時点では、ポスター+予告編無し

 「せかいのおわり」で知られる風間詩織が、大島真寿美の同名小説を原作に、孤独な少女が映画好きな青年との旅を通して再生していく姿を、フェリーニの名作『道』へのオマージュを散りばめながら描いた青春ドラマ。


〈あらすじ〉

幼い頃に母を亡くして心を閉ざしてしまった知世子。心を許せる唯一の存在だった愛犬ジュリエッタも死んでしまい孤独を募らせた彼女は、母が好きだった映画「道」を見せてもらったことをきっかけに、映画研究部の先輩・正宗と仲良くなる。正宗の映画に出演することになった知世子は、彼と一緒にバイクで撮影旅行に出る…。


 《ここに惹かれた》

ここ数年で観たモノクロ映画でベスト3に入るフェリーニの『道』を、日本人がオマージュしたのだから触れないわけにはいかない。

オマージュ部分がどれだけ作品に活きてるのか確かめるだけでも、この映画を観る価値はありそう。


 

 

本当は10作品以上あげたかったけど、今回は邦画も入れて全体的に軽めな作品を厳選してみた。

北欧映画が多いね。夏だからなのか、今日の気分なのか、何故か偏りがある。

もしかしたら、明日にはキム・ギドク監督の『メビウス』や、マチェイ・ピェプシツァ監督の『幸せのありか』が観たいと言ってるかもしれない。

数ヶ月後に公開する映画は、こうやってメモしていても忘れそう。

 

 

by tkm