幸せについて本気出して考えてみたブログ

生きてるだけでまるもうけ

映画についてのあれこれ

【吹き替え】

洋画はだいたい字幕で観るけど、最近は吹き替えで観るのもありかなと思ってる。

☆ハラハラドッキドキ☆のノンストップアクション『スピード』には三種類の吹き替えがあって、主演キアヌ・リーブスの声を担当しているのが、宮本充江原正士山寺宏一、この三人。

僕のイメージだと、宮本充は『こち亀』の中川、江原正士は『フォレスト・ガンプ』のトム・ハンクス山寺宏一は『ナッティ・プロフェッサー』のエディ・マーフィー

ここで「あーあの声か!」と共感してくれる人がいたら今度一緒に温泉でも行こう。

数種類の吹き替えは、ただ声が違うだけでなく台詞も微妙に変わっていたりしてね、比べなければわからないマニアックな部分ではあるけど、そういった細かい違いにも注目すると面白い。


声優の中には僕の方が上手いんじゃないかってくらい棒読みの人もいるから、その吹き替え一つで台無しになるのは大きな欠点なんだけど、役にハマると面白さが何倍にもなるんだよね。

例えば『ダイ・ハード』ではブルース・ウィルス本人より、癖のある野沢那智の声で観た方が僕は楽しめるし、『トイ・ストーリー』のウッディが唐沢寿明でなければ相棒のバズもわざわざ世田谷から出てきたりしないと思うんだ。

野沢那智と聞いて真っ先にアラン・ドロンを思い浮かべたり、イーストウッドの西部劇は山田康雄でなきゃ禁断症状が出ちゃうおっさんとかいるでしょ?

なんだかんだでみんな吹き替えで観てるんだよ。

 

いや、もちろん吹き替えを毛嫌いするのもわかる。

例えば…フォレスト・ガンプのフジテレビ版を飽きるほど観てきた僕としては、江原正士の声とスピードのキアヌには合わなかったりするしさ。

日本テレビ版は山寺宏一が担当してるから、そちらを観てきた人には全く違う印象を与えるんだと思う。

それに僕なんて小さい頃、字幕で観てたら演技に追っつかなくてどっちを見ていいかわからなかったからね。

 

吹き替え嫌いで英語がお達者な方は結構いるけど、フランス映画とかちょっと前に流行ったスペインドラマを難なく聞き取れる人はそんなに多くないと思うんだ。

「聞き取れなくても“雰囲気だけ感じたい”から字幕で観る!」って人の気持ちもわかる。

でも、字幕字幕言ったって古い言い回しがあったり「Fuck!」が「クソ!」にしか翻訳されてないワンパターンなものもあるじゃん。その辺りを考慮すると、語学を勉強するか、たまには吹き替えで観てもいいんじゃないかなーと。

吹き替え嫌いのほとんどは、一部の映画通(痛)と、声によるキャラクターが固まっている人達だと思うから、そういう人達にこそ改めて吹き替えに触れてほしいよね。

 

でもまぁその…押し付けがましいの僕は嫌いだから好きなように観ればいいと思うよ。

 

【邦題】

〈邦題〉と〈原題〉に悩まされる事が多々ある。

一言で言うとヘンテコなタイトルを付けないでほしい。ダサくてややこしい。

日本での公開が遅い作品は予告編だけでも早く見たいのに、邦題で検索かけると引っかからない時があるのね。サントラも同様。

 

アナと雪の女王』がまだ日本で公開されてない頃に、外国の友達に「DisneyのFrozen観た?」と言われて、一瞬何の映画を指してるのかわからなくてさ。統一してくれないからこういう事が起きるんだよ。

ストーリーを詳しく知らなかった僕は邦題を見て、てっきり〔アナには魔法を使える血が流れていて、その魔法はかつて国を支配していた女王のー…〕話かと思ったのに、アナって女の子と雪の女王は別の人間なのね。中途半端なネタバレに惑わされるのも困る。

 

他にも最近の映画だと『Gravity』が『ゼロ・グラビティ』になっていたり、さほど変わらないならグラビティのままでよくない?どうして“ゼロ”付けちゃう?って思う。

邦題が嫌いなの理由として、商業的な匂いがするからでもあるんだよね。見栄えの良さというか、クリック率を上げたいがために記事の見出しを断定的なものにしたり、余韻を残させたりするのと一緒。客寄せタイトルって感じ。これはちょっと意味が違うか、今のは無しで。

 

邦画は好き勝手やっていいよ、サブタイトルでネタバレしてもいい。

僕個人としては邦画で余計なサブタイトル付けるくらいなら、コナン映画のように「陰謀→ストラテジー」だったり「探偵→プライベート・アイ」と読ませる方がよっぽど食いつくと思うけどね。

 

有名どころだと『スタンド・バイ・ミー』の原題だって『THE BODY』だから、そのまま公開してたら食いつきが悪いのはなんとなく想像がつく。でも、名作は名作に変わりないわけで、映画ならタイトルじゃなくて中身で勝負しろよ!と思う。それが理想的。

 

【実写化】

アニメを実写化するのが許せなかったりする。

漫画→実写化で成功してる作品はいくつかあるけど、アニメ→実写化はだいたい完成度が低くて失敗する。

 

最近の実写化作品をあげると『魔女の宅急便』や『ルパン三世』この二作品は個人的に好きなだけに許せない。観てから批判するのが当然だとは思うけど、どうも観る気にならん。

正確に言うと魔女の宅急便ジブリが製作に関わってないならアニメ→実写化ではないんだけど、そういう問題じゃなくて監督のオナニーにしか見えないんだよ。だいたいなんで『呪怨』とかのホラーばっかり作ってた監督が急に爽やか路線を撮っちゃうのか理解できない。

 

ルパンに関してはコナンとのコラボがいいとこで、今の若い子は興味ないでしょ。小栗旬とか綾野剛を起用して女性ファンを引きつけようとしてるのが必死すぎ。公開直前に情報番組やCMでしつこく流して、話題性だけで持っていこうとするのが目に見える。

 

僕のこだわりを抜きにしても、どこに需要があるのがサッパリわからない…と言いたいところだけど“それなりに”ヒットしちゃうのが邦画。さすが島国なだけあるよ。

テレビ局やアイドル事務所と絡んで、特定層しか狙い撃ちしないようじゃ邦画は育たないよね。

 

批判ばかりしてきたので、各部門で好きな作品をあげるね。


[好きな吹き替え]

小さい頃から何度もテレビで観てきた『ホーム・アローン』かな?久々にテレビ放送をみると過激なセリフが変更されてて悲しい。

あとは『アラジン』や『ピノキオ』などのディズニー作品。

でもディズニーはミュージカル要素が入ってる分、字幕で観ても楽しめるよね。

 

[好きな邦題]

原題『There's Something About Mary』→邦題『メリーに首ったけ

英語に疎いのでどういう解釈をしてこの邦題が付けられたかはよくわからないんだけど“首ったけ”のチョイスは良いセンスだと思う。

あとは映画じゃないけど、ビートルズの『You've Got To Hide Love Away』→『悲しみをぶっとばせ』も曲に合っていて好きだな。

 

[好きな実写化]

んー…これは難しい。

強いて言うなら『タイムボカン』を実写化してたのは割りと良かったかも?

ギャグが多いから冷めずに観れるしアクションもまぁ悪くなかった。

何よりもメカをCGで再現してくれたのは嬉しかった。

新規の子供も、昔テレビで見ていたおっさんも楽しめる、良い成功例なんじゃないかな。

 

おしまい。

 

by tkm